小金沢連峰前衛 穴沢山(954m)、天神山 (696m) 2011年1月29日

所要時間 9:27 駐車スペース−−9:30 車止め−−9:35 斜面に取り付く−−9:39 尾根に乗る−−10:00 730m肩−−10:10 巡視路合流−−10:30 穴沢山 10:38−−10:48 尾根を外れ巡視路を下る−−10:52 鉄塔−−10:59 巡視路を外れる−−11:12 620m肩−−11:20 天神山−−11:38 北方川沿いの林道−−11:42 駐車スペース

概要
 北方川左岸の林道から穴沢山南尾根に乗り、以降は尾根を行く。標高770mくらいで送電線巡視路が合流するが、その手前50m位が露岩帯で危険というほどではなく楽しめるレベル。ここだけ展望良好。穴沢山山頂三角点は最高点より僅かに低く北側にあった。天神山は東側の送電鉄塔巡視路から登ったが、落ち葉に埋もれたり斜面崩壊で巡視路が分かりにくい。鉄塔以降は尾根を登った。山頂には布KUMOとQZWリボンあり。天神山の下山は南東尾根をまっすぐ下り、最後は巡視路から林道に出た

 浜立山から下山してまだ時間があるので次の山を目指すことにした。どこにするか悩んだが同じ滝子山の尾根続きである穴沢山に決めた。本来なら浜立山に登って滝子山経由で穴沢山に下って峰山北鞍部を越えて車に戻ればいいが、帰りの登りが多く精神的に疲れるので別の機会にと考えていたのだが、浜立山は思ったより短時間に楽に往復できてしまったので無駄は多いが体力づくりと割り切って目指すことにした。ここには一つ隣の尾根に天神山があり、帰りがけにこちらにも立ち寄ろう。

甲州街道沿いの駐車スペース 立河原集落から見た滝子山

 甲州街道に出て東京方面に向かい、立河原集落で甲州街道が笹子川を渡る一つ手前にある小さな橋の反対側が目的の林道入口だった。しかし集落終点の路上に車が置いてありその先に進めない。よく見ると車の奥には車止めの鎖がかかっていてそれ以上は関係者以外入れないようだ。集落中に車を置くスペースは無いので甲州街道に出て笹子川を渡る橋の手前の下り車線側の駐車スペースに置いた。ここは春になると桜が咲いてきれいな場所だが今は桜は落葉して花芽は固いままだ。

北方川沿いの道を行く 最初の車止め。施錠されていない
施錠された車止め 天神山方面の巡視路入口

 ザックを背負って笹子方面に歩き、北方川左岸の道を登って林道に入る。最初の車止めは手で外せる鎖だったが、その数10m奥の車止めは施錠されていた。どのみち車を置く場所はないのであそこに置いて正解だった。鎖を超えて舗装された林道を少し進むと左に橋があって巡視路分岐があった(帰りはここに下ってきた)。さらに林道を進む、どこかで右手の尾根に上がらなければならないので早速斜面に取り付くことにした。付近一帯は松の植林で藪は無く適当に斜面を這い上がる。獣道があちこちに見られるが鹿道だろうか。

ここから尾根に取り付く まもなく尾根に出る
ちょっと藪っぽい場所も 標高620m付近

 尾根に乗ると僅かに踏跡らしき筋が見られるが今ではほとんど歩かれていないようで部分的に潅木が邪魔している。尾根西側の方が松の植林で歩きやすく、少しの間は尾根を外して歩いたが、すぐに尾根上の潅木は消えて歩きやすくなった。標高630m付近の斜面が急激に立ち上がる直前で作業道らしき道が斜面を横切っていた。

急な斜面を登り始める 730m肩(小ピーク)手前。鹿の糞多数あり

 その先は植林帯のかなりきつい傾斜地で尾根がバラけ、適当にジグザグに登っていく。ここも獣道が縦横無尽に走り鹿の糞が多数落ちていたので、道のほとんどは鹿道らしい。よく探せば角が落ちているかも。西から回り込むように730m肩に到着、実際は小ピークでこの先は少しだけ下りになっていた。ピークを超えると西側は松、東側は自然林になった。

尾根を塞ぐこんな露岩も登場 少しの間、岩っぽい尾根が続く
露岩上から見た南側の展望(クリックで拡大)

 徐々に尾根が狭まって露岩が目立つようになり、尾根上を塞ぐような岩も出てくるが垂直の1枚岩ではなく手がかり足がかりがあるので右側を回りこむように通過する。その後も露岩が続き通過不能な岩が出てこないか心配になるがそこまでの難所はなかった。露岩帯は松の緑が多く、所々で大展望が開けるが今日は低い雲がかかって見晴らしはイマイチだった。

左(西)から巡視路登場 フィックスロープ

 露岩帯が終わると標高770m付近で左斜面から送電線巡視路が合流する。私が持ってきた地図はカシミールの2.5万図で少々古いため、穴沢山の尾根西側を通る送電線が描かれていないのだが、この送電線は穴沢山北方で尾根を乗り越えるため(標高1050m地点)、尾根上に鉄塔があるはずでそこへの巡視路に違いない。今までの尾根も歩きやすかったが道があるともっと歩きやすい。傾斜が急な箇所にはフィックスロープが張られているがかなり古そうで、マジで体重を預けると切れるかも? まあ、現実にはロープが必要な箇所はなかったが、雪が降って凍結した場合は助かるかもしれない。

また露岩が現れるが支障はない 松が出てくると山頂近し
穴沢山山頂(最高点) 最高点の先に4等三角点あり

 自然林の尾根を上がっていくと露岩が目立つようになるが、特に危険な地形は無く問題なく歩ける程度だった。西側斜面が松林になると山頂は近く、傾斜が緩んだ狭い尾根上が穴沢山だった。地形図を見ると三角点があるはずで、僅かに北に進むと植林の平坦地に4等三角点が埋まっていたが、南側よりも明らかに低いと思われた。日当たりも良くないので最高地点付近の方が休憩にいいだろう。今日はこれで標高差1000m以上登ったはずだがまだ体力的にOKで、次の天神山に向かうことにする。

 天神山は一つ西側の尾根であり、どこかで乗り移らなければならないので帰りは尾根を下らず送電線巡視路を下ることにした。新設された送電線は天神山の尾根の手前の沢沿いにあるので途中まで使える。標高590m付近で沢を渡って斜面を登れば天神山への最短コースだ。

巡視路を下る なだらかになると道があやふやに
鉄塔直下 鉄塔から下る巡視路入口も分かりにくい

 尾根を外れて巡視路を下るが、最初の送電鉄塔付近の道が薄くてルートが良くわからなかったが鉄塔は見えているので適当に樹林を下って鉄塔の根元へ。巨大な鉄塔でたぶん50万ボルトの幹線だろう(調べたらそうではなかった)。鉄塔の先もどこに巡視路があるのかなかなか分からなかったが、北西端の足の先にルートが続き、植林帯に入ると明瞭化した。

植林中は明瞭な道 ここで沢に向かう
沢に出たがまだ余分な尾根末端まで達していなかった 沢の合流点。ここから西の斜面に取り付く

 このまま行くと甲州街道まで下ってしまうため、標高590m付近で右にずれて沢を渡って斜面に取り付く必要がある。しかし590m付近は深く谷が切れ込んで渡るのは難しかったし、邪魔な尾根が手前に張り出しているので渡る必然性は無し。少し様子を見て右手の傾斜が緩んでから沢に向かうと今度は安全に渡れる場所で邪魔な尾根の末端だった。しかしこの時の標高は約540mで地形図より明らかに低かった。

沢合流点には橋と祠が 斜面を適当に登る
この谷に沿って進んだら巡視路に 落ち葉に埋もれて階段が見えない

 目的の斜面に登る前に沢の下流方向を見ると橋がかかっており、おそらく上部にある送電鉄塔の巡視路だろう。しかし落ち葉に埋もれているのか道がはっきりせず、適当に歩きやすい所を辿っていくと斜面が崩壊した場所があったりと巡視路から外れたと思ったらその先で落ち葉に埋もれた階段が登場した。この階段は天神山から東に伸びる尾根の620m肩付け根に向かって上がっていく。

620m肩の送電鉄塔 天神山目指し尾根を登る

 傾斜が緩むと620m肩でその東端には送電鉄塔が立っていた。山頂はこの尾根を登りきったところなので自然林の尾根を登る。送電線巡視路はこの尾根には無く、獣道を適当に利用したりするが、藪は無いのでどうにでも登ることが可能だ。なかなか急で落ち葉にズリズリ足を取られながら登る。

結構急な尾根 登りきったがまだ山頂ではなかった
天神山の布kumoとQZWリボン

 傾斜が緩んで山頂かと思ったら右側(北側)にまだ高い場所があり、明瞭な尾根を登りって尾根が右に屈曲する所が天神山山頂だった。地形図記載の山ではないし尾根末端付近の小さな山なので何も標識類は無いと思っていたが、なんと布kumoにQZWリボンがぶら下がっていた。おお、kumo氏は既に登ったのか。他に黄色い絶縁テープに「天神山」と書かれたものもあった。ここってエアリアマップに山名が書かれていただろうか?

尾根末端目指して下る 穴沢山が見えた
巨大鉄塔手前は檜が低くて鬱陶しい 巨大鉄塔直下

 これで本日の予定は終了。このまま尾根を末端まで下れば立河原集落で、中央道の高架橋を潜った先に送電線巡視路入口があったことは往路で確認しているのでこのまま素直に尾根を下ることにした。なだらかな尾根を下り650m峰で左に進路変更、巨大な送電鉄塔目指して低い檜植林を進んでいく。鉄塔下に出ると植林が切れて上空が開ける。下界から鉄塔まで電線が引っ張ってあったが、これは夜間に赤ランプが点滅する航空障害灯の電源だった。

なおも尾根を下る 小さな鉄塔に出る
鉄塔から見た駐車スペース 巡視路を下る

 再び低い檜植林中を下ると右半分が明るい自然林になって日当たりが回復し、さっきよりもずいぶん小さな送電鉄塔が登場した。ここは中央道の法面直上で眼下に高速道路が見えた。そして甲州街道と私の車も。巡視路はここから尾根を外れて北斜面をジグザグに下って林道に合流。車に戻るとパトカーともう1台の車が止まっていたが、何やら違反を犯して捕まったようだ。靴を履き替えていると両者とも去っていった。

 

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